wuyanさんから掲示板に投稿いただきましたので転載します。
3001:The Final Odyssey
クラークの 3001:THE FINAL ODYSSEY と Tess Gerritsenの Harvest を読了しました。まずは 3001… の感想から。この作品、SFファンならずともその名を知らぬ人がいないくらい有名な、あの「2001年宇宙の旅」の完結編なのですが、あまり評判はよくありません。いくつかのサイトでは酷評されていました。
実際、私自身も「1000年後の世界って、この程度なの?」という感想を抱いたことは否めません。本格的なSFファンならば、いろいろな点で不満を感じることでしょう。とはいえ、今までのクラーク作品の集大成としては大いに楽しめる作品だと思います。とくに、クラークのファンである以上にアシモフのファンである私は、本編中のある部分では思わず微笑、作者あとがきでは目頭が熱くなってしまいました。変な言い方かもしれませんが、この作品はアシモフ・ファン必読です。
Harvest
さてもう一方の Harvest。タイトルの意味は「移植のために(死体等から)臓器を取り出すこと、もしくは取り出した臓器」。と、ここまで読んで「ロビン・クックの Coma みたいなメディカル・サスペンス」を想像したあなた、大正解です。実際のところ、主人公が臓器移植に関わる陰謀に巻き込まれ、次第に追いつめられていく、という筋書きはまさに Comaそっくりなのですが、登場人物達の微妙な心理描写や小道具の使い方等の点で、作者Tess Gerritsen はロビン・クックを超えているといっても過言ではありません。メディカル・サスペンスのファン必読の1冊です。
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