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| Puzzles of the Black Widowers
今宵もニューヨークの高級レストラン「ミラノ」で月1回のスタッグ・パーティーが開かれています。出席者は、メンバーである特許弁護士のジェフリー・アヴァロン、暗号専門家のトーマス・トランブル、作家のイマニュエル・ルービン、有機化学者のジェイムズ・ドレイク、画家のマリオ・ゴンザロ、数学教師のロジャー・ホルステッドの6人。それにメンバーが招待するゲストが1人。やがてホスト役のメンバーがゲストに対して「How do you justify your existence?」と問いかけて、晩餐会は佳境に入っていきます。毎回ゲストは、ずっと思い悩んでいた謎を披露します。その謎について、メンバーたちが侃侃諤諤、喧喧囂囂、丁丁発止、甲論乙駁、談論風発、百家争鳴、多士争論と自論を展開します。しかし、どの意見も帯に短し襷に長しで今一つです。と、その時「あのーちょっと、よろしいでしょうか?」(それは神戸美和子だつーの)それまでサイドボードの横にひっそり佇んでいた給仕のヘンリーが快刀乱麻に謎を解く、御存じ「黒後家蜘蛛の会」の第5シリーズです。 テレビ番組の「トリビアの泉」で、その言葉が引用されるだけあって作者アイザック・アジモフの博覧強記ぶりは夙に有名で、本作品12話のテーマも言葉遊び、元素記号、失せ物、英米文学、地理、失踪人、テロリズム、ニックネーム、ダイイングメッセージ、エスピオナージ、アリバイ崩し、密室と多岐に渡っており、ヘンリーの謎解きで溜飲が下がる趣向になっています。 本作品は1990年にDoubledayからハードカバーで出版されましたが、ペーパーバックは最近になってようやく刊行されたようです。さっそくAmazonで取り寄せてみると、Bantam版が送られてきました。しかし、どこにも$表示や£表示がありません。奥付を見たら、This book is sold subject to the standard conditions of sale of net books.と記載されているので、インターネットでしか購入できないのでしょうか? アジモフの文章は平易ですがボキャブラリが豊富ですので、英語の勉強には打って付けではないかと思います。 ■ジャンル:ミステリー 2006/7/16
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