グリシャムのTHE STREET LAWYERを読み終えました。なかなか面白かったですが、今までの作品と比べるとちょっと物足りない部分もあるかなあという感じです。ただ、今までとちょっと感じの違う作品なので、人によってはこの作品の方が良いという人もいると思います。是非、読んでみてください。
大手の法律事務所に勤めていたマイケルは、金と地位のために必死になって働いてきました。ところが、ある時ホームレスの男が事務所に立てこもり、人質に取られたときからマイケルの人生は大きく変わっていきます。今までの地位を捨て、ホームレスを助けるSTREET LOWYERになります。そして、立てこもったホームレスの男について詳しく調べていくうちに、その男と今までいた法律事務所との秘密の関係が浮かび上がってきます。
そこそこ面白かったですが、今までの作品と比べると少し印象が薄いかもしれません。これまでは、主に死刑制度や人種差別の問題を取り上げてきたのですが、ここではホームレスの問題を扱っています。ここでは主人公がホームレスを助けるために自分の地位を捨ててしまいますが、いくらなんでもこれは行き過ぎのような気もしました。また、これまでは問題提起はしていてもそれに対して物語はあくまでも中立の立場をとっていたのにもかかわらず、今回はちょっと説教くさいとも感じました。
いろいろと考えさせられはしましたが。ただ、あくまでも今までのグリシャムの作品と比べるとちょっと物足りないといったところで、それでも十分面白かったです。それから、今までは多分ずっと三人称で書いてきてたと思うんですが、この本では一人称になっていました。
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