おまたせしました!
Shunさんから
ケラーマンの新作紹介です!
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作品名 Survival of the Fittest
著 者 Jonathan Kellerman
洋書を読む動機は人それぞれでありましょう。勉強のためとか、訳本や映画を読んで感動してとか、別宮教授の本ではありませんが誤訳に怒ってとか。
私の場合、最近非常にシンプルな動機です。訳本が出る前にシリーズ最新作の内容が知りたいと。その動機がないと、チャレンジができない。まるで百恵さんの引退後の私生活をおい続ける女性週刊誌読者のよう。
そういうわけで、Kellerman, Jill Churchill, Cornwell,Paretsky等の新作は毎回押さえております。しかしながら、上記の理由で Cornwellの新作はノンシリーズものゆえ、10ページ目で気力が萎えてしまいました。反省。
(余談ですが、最近Cornwellを読んでいるとヒステリックな中年女性ぶりにいらいらします。でも読んじゃうけど。)
で、表題のケラーマンの新作です。ロスを舞台に賢くて御金持ちの心理学者Dr. Alexが、友人のマイロと犯罪を解決、という基本の路線を押さえてあって楽しく読めましたが、ちょっと毛色が違います。
ひとつには、Kellermanのノンシリーズもの、「殺人劇場」Butcher's Theaterの主人公がからんでくること。この作品は地味で血なまぐさいですが、イスラエルにかかわる様々な人々を生き生きと描いた佳品です。「中国系のユダヤ人」がいるなんてご存知でしたか。
ケラーマン夫人も作家です。敬虔なユダヤ教徒の世界を描いた推理小説は原書で追うほどではありませんが、私のお気に入りです。その主人公もちらりと顔、じゃなくて名前を出します。適者生存。
Dr.Alexは華麗で売れるシリーズの主人公としてKellermanが育ててきた天才です。そのAlexと「殺人劇場」の主人公が共演します。テーマは、適者生存です。障害児、民族、権力者、天才、特殊工作。様々な思惑が絡み合います。
シリーズ最新作からさかのぼってKellermanの世界にひたる。まるで尾崎豊の自殺がきっかけで17歳の地図のCDを買うおばさんのようですが、なかなかよいと思います。
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