| あーちゃーさんからのおすすめ作品 |
| Rhinoceros Who Quoted Nietsche by Peter S.Beagle お願いだけではなんですし、内容紹介を。ピーター・ビーグルは、ファンタシィ作家(ものすーごく寡作。でも映画の脚本書きなどもしているらしい)。ハヤカワ文庫から素晴らしい訳ででている「最後のユニコーン」は、わたしにとって今まで読んだ内で一番うつくしい話の一つです。Rhinoceros Who Quoted Nietsche は、短編集で、ファンタシィの短編が五つ、初期の短編二つ、エッセイ三つからなっています。 Professor Gottesman and the Indian Rhinocerosは、この短編集の中でわたしが一番気に入ったもの。哲学教授であるProfessor Gottesmanと、自分がユニコーンであると主張する犀(Rhinoceros)の、奇妙な共同生活が綴られます。澄明な寂しさのただよう読後感を残してくれます。Come Lady Death; 自分の主催するパーティに飽き飽きしてきた夫人は、死を今度のパーティに招待することを思いつきます。重病の子供を抱えた美容師に招待状を預け、「死がやってきたら、この招待状を渡せ」と命じます。 Lila the Werewolf; NYの大学生ファレルは、つき合い始めて3週間過ぎたときに、新しいガールフレンドのリラが、人狼であることに気がつきます。別れる決心も付かず、ぐずぐずつきあい続けるうちに、、、。Julie's Unicorn;ジュリーは、博物館のタペストリーに縫い込まれたユニコーンを実体化させてしまい、やむなくコートのポケットに入れて部屋に持って帰ります。部屋では子猫を産んだばかりの母猫が、里親となってユニコーンの世話をやき始めます。 The Nagaは、民話的な香りの漂う一品。千夜一夜物語の一つのような味わいも持っています。 孤独な日々を送っていた王は、Nagaの化身である美しい女と夜毎の契りを交わすうちに、だんだん変わっていきます。 今回初めて気がついたのは、この作家が意外にユーモラスな作風も持っているということです。Lila the Werewolfでは、恋人が人狼と知ったファレルが、友人に「別れちまえよ」と言われながらも、「だって、リラはリラなんだし、、、それに今別れたら、きっと彼女が人狼だから別れたと思われるんじゃ、、、」と、ピントのずれたところで悩んでいるのがおかしい。 ≫≫このホームページ全体に関するご意見はこちらへ 投稿していただいた方のページにもどる ホームページにもどる | 書名タイトルリストへ | 著者名リストへ |