識別符号

政府機関(自衛隊を含む)が設置した無線標識の識別符号には、おおむね規則性があります。
2文字 NDB
3文字 末尾がE VOR/DME
    末尾がO VOR
    末尾がT TACAN
    末尾がC VOR/TAC

これに対し、米軍が設置した無線標識にはこのような規則性がないようです。
例えば、

FUTENMA NDB     NFO 230.3KHz
FUTENMA TACAN   NFO 110.5MHz CH-42
KADENA  VOR/TAC KAD 112.0MHz CH-57
YOKOTA  TACAN   YOK 113.8MHz CH-85
(ATSUGI  TACAN   NJA 115.1MHz CH-98)

識別符号の送出

NDBは、主要航空路に設けられるものとコンパスロケータでは、識別符号を送出する 速度が違うと書かれている本がありますが、実際に受信して調べてみると必ずしも 規則性は無いように思います。

実際に受信してみるとおおむね、次のような速度で識別符号を送出している様です。
 CAB設置のNDBは、識別符号を2回送信し、約20秒の連 続信号で変調します。
 自衛隊設置のNDBは、識別符号を1回送信し、その後約10秒の 連続信号で変調します。
 米軍設置のNDBはKASTNERしか確認していませんが、識別符号を 連続して送出しているようです。

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