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『The poorer farmers have to rent oxen at a cost equivalent to £15 per day, paid in labour or a share of the harvest. They also have to wait until the oxen owners have ploughed their own fields first. The oxen are worked exhaustively. Scarce and poor pasture weakens the animals. Late planting jeopardises the poorer farmers' potential yields.』 今回も『The New Cambridge English Course 4』からです。 単語をいきましょう。oxen=ox(雄牛)の複数形、equivalent to=〜に相当する、plough=耕す、exhaustively=余すところなく、徹底的に、pasture=牧草地、 jeopardise(-ize)=危うくする、危険にさらす、potential yields=潜在的な生産力。 訳しておきましょう。 「貧しい農民たちは、一日15ポンドに相当するコスト、労働や収穫の一部で支払われるのだが、それで雄牛を借りなければならない。また、彼らは、先ず雄牛の所有者が自分たちの農地を耕してしまうまで待たなければならない。雄牛は徹底的に働かされる。少なく貧相な牧草地が動物を弱めている。植え付けが遅れることが貧しい農民たちの潜在的生産力を危うくしている。」
「山葵(ワサビ)」「蕗(フキ)」「鹿尾菜(ヒジキ)」「海雲(モズク)」「茗荷竹(ミョウガダケ)」です。 今回も、稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』(三省堂)から「夏、五月」です。
「粽―端午の節句につくる団子の一種である。糯米と粳の粉を混ぜて練ったものを茅、笹、真菰、葦、菅などの葉で包み、これを蒸してつくる。
「車前草の花―葉の間に二十センチくらいの茎が出て緑がかった白の細い小さい花を穂状につける。車前草は人の歩く所、車の通る所にどんどん生えるというところからついた名である。葉や種は採って薬用にされる。 「金雀枝の明るさに目を止めていく 永森とみ子」 から「粽」「糯米」「粳」「車前草」「金雀枝」を取り上げます。
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さて、今回は、Exhaustionの方法というものについてお話しします。どう訳していいかよく分からないのですが、おおよそ次のようなことです。 イアンブリコス(BC325年頃)は、ピタゴラスが晩年に教えた若者の一人、ブリュソンについて言及しています。彼は、積分法ヘの粗雑な接近法として exhaustionの方法と言われるもの、円の面積はそれに内接する正多角形の辺の数を増やしていくことによって求められるというものですが、それに寄与したと考えられていました。ただ、それが確かであることを証明する信頼すべき証言はありません。この方法は、後にエウドクソスとアルキメデスによって発展させられました。 アリストテレスは、アンティフォンというギリシアのソフィストについて言及しています。彼は、円に内接する正多角形の辺の数を二倍、四倍とし続けることによって、辺は円に一致すると信じていたと思われます。彼はどんな正多角形も、それに等しい面積の正方形をつくることができましたので、彼が考えていたとおり、円に等しい正方形をつくることができたことになります。 ここには、exhaustionの方法の別の局面が現れています。多角形と円の間にある隙間は、辺を二倍、四倍とし続ける過程で埋め尽くされてしまうと言うことですが、これは、積分法に適用された無限算法(微分法)(infinitesimal calculus)の発展の第一歩です。--これが真剣に考えられるようになるまでには、二千年の時が必要でありましたが。
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