やさしくない英語89

The Problem
 During the drought of 1984-86 farmers progressively exchanged their household assets and livestock for food. The area's stock of oxen was seriously depleted. Local ownership of oxen also changed - with the relatively richer farmers being able to increase their herds of the expense of the poorer farmers.』

 今回も『The New Cambridge English Course4』からです。

 さて、単語から始めましょう。今回は少し多いですか。drought=日照り、干ばつ progressively=次第に assets=(一個の)財産 deplete=使い果たす at the expense of=〜の費用で、〜を犠牲にして

 訳しておきましょう。

「1984-86の干ばつの時に、農民たちは家の財産や家畜を食糧と交換しました。その地域の雄牛の数も変わってしまいました。--比較的裕福な農民は貧しい農民を犠牲にして家畜を増やすことができましたが。」

難読漢字93

「啓蟄(ケイチツ)」「東風(コチ)」「蜷の水(ニナノミズ)」「独獨(ウド)」「虎杖(イタドリ)」です。

 今回も、稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』(三省堂)から「春、四月」です。

「山葵―山中の渓間に自生もするが、きれいな水の流れる小石の多い田などに栽培されることが多い。葉は蕗に似て円く、鮮やかな緑色で、晩春、三十センチくらいの花茎を出し、小さな白い十字花をつける。根茎が辛くて香辛料として重用される。

 ほろほろと泣き合う尼や山葵漬   高浜虚子 」

「鹿尾菜―波の荒い海中の岩礁に付く海藻。大きくなると人の丈ぐらいにもなり、初めは黄褐色であるが、しだいに黒みを帯びる。四月ごろ刈り採って干し、食用にする。

  潮みちてくるまで磯に鹿尾菜干す  久米白灯 」

「 波の色変わりてなびく海雲かな   高浜虚子 」
「 茗荷竹普請も今や音こまか     中村汀女 」

から「山葵」「蕗」「鹿尾菜」「海雲」「茗荷竹」を取り上げます。

初等数学史74

 ヒッポクラテスについては、いろいろな話が残されています。商人として成功せず、ピタゴラス派の哲学者となり、特に数学に興味を持っていたといわれています。アリストテレスによれば、幾何学に巧みであるがその他の面では愚かで弱いといいうことです。古代の著述家たちからは、幾何学の命題を科学的に配置した最初の人物、ピタゴラスの秘密を公に出版した者として言及されています。円と等しい面積の正方形を作ろうとして、曲線でできた図形の球積法の最初の例、すなわち、ここに示されている二つの灰色部分の月形の面積の合計が灰色部分の三角形の面積に等しいことを証明しました。ヒッポクラテスは直角二等辺三角形の場合だけを知っていたが、この命題はどんな直角三角形でも成立します。

 ピタゴラスの時代とプラトンの時代の間、アテネでは数学的天文学に非常な関心があったことが、三人の天文学者、メトン、ファエイヌス、エウクテモンの著作の中に見出せます。哲学者テオフラストゥスは、ファエイヌスがアテネで天文観察をし、その観察からメトンがメトンのサイクルとして知られているものを考え出したと語っています。これが本当にメトンによるものか、オエノピデスにすでに知られていたものか、エジプト人から得られたものか、はたまた他の起源によるものかは分かっていません。

 

 

 

 

  
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