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前回の「やさしくない英語86」の organiseについて、organizeの間違いでは、という質問を受けましたが、『The New Cambridge English Course』では、organise になっています。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカ英語とイギリス英語とでは、単語の使い方や綴りがいくらか違います。organiseもその一つです。綴りの違いの例を挙げてみますと、 ただ、最近ではイギリスでもアメリカ英語の影響が強いということを聞いたことがありますので、organizeの方が無難かなと思ったりはしますが、実状は分かりません。(最近イギリスで、Zを「ズィー」と発音したら「ゼッド」と直されたというのを聞いたことがありますので、イギリスでは organiseの方が好ましいかも知れません。) 愛用の「リーダーズ英和辞典」にはorganiseは見出し語として出ていませんでしたが、「ランダムハウス英和大辞典」には一応載っていました。
「倣う(ナラウ)」「縉紳華族(シンシンカゾク)」「燎原の火(リョウゲンノヒ)」 今回も今井淳・小澤富夫編『日本思想論争史』(ぺりかん社)からです。
「仏教者たちが、まだ封建的忠君観や神道的国家観と吻合させることによって、維新の危機をのりきらんとした時代に、・・・」 から「吻合」「渙発」「宸書」「悖徳」を取り上げます。 |
ゼノンの同時代人にアナクサゴラスがいます。彼はイオニア学派の著名な哲学者の最後の人です。エウリピデス、ペリクレスなどの友人であり師でありましたが、ペルシアの主張に好意的であるという理由で死の宣告を受けます。主な著作は哲学に関するものですが、数学にも興味を持ち、円の求積法や遠近法について著述しています。 この頃(BC470年)アテネの芸術家、アガタルコスがいます。彼はアイスキュロスの悲劇の背景画を描いたといわれていますが、彼の著作には、平面に投影法の概念をいかに利用するかが示されています。 さて、アテネの政治家であり哲学者であったソクラテスを数学者と見なすことはあまりないでしょうが、彼の帰納の仕方や、正確な定義を求める主張から、論理幾何学の初期の発展との関係で、触れておいた方がよいでしょう。彼は、プラトンの師として偉大な哲学者を育て、正しい論理の上に数学を基礎づけた人々の発展を手助けしたのです。ジョウェト博士(Dr.Jowett)の言葉によれば「人類の思想を光の中へ導いた」のです。 一方、クセノフォンとディオゲネス・ラエルティウスは「ソクラテスにとって、幾何学と天文学が有益なのは、単に畑を測定したり一日の時刻を知るためであると感じていた。」と私たちに語っています。この見解は、たとえソクラテスに取られたとしても、その時以来、どの時代でも精神性のない人々に取られ、空しい結果をもたらした見解です。
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