やさしくない英語203
さて前回の問題を訳しておきましょう。
BONIFACE(宿屋の主人)
この言葉は、元々はジョージ・ファーカー(George Farquhar)の戯曲
「伊達男たちの策略(The Beaux' Stratgem)」(1707)の主人公ボニフェス
(Boniface)であるが、愛想のよい陽気な宿屋や旅館の主人を表す粋な言葉
になった。
YAHOO(粗野な田舎者)
「ガリヴァー旅行記」では、ヤフーは、人間の形をした人間の悪徳をす
べて具現した野獣の一族である。そこから、ヤフーは、無骨なごろつきの
悪党で堕落した人間のタイプをさす軽蔑的な言葉になった。
続いて今回は、これです。
THRASONICAL
The Romans had their idea of a Braggadocio and Rodomont, too.
He was Thraso, a blustering soldier in Terence's play, The Eunuch,
who was full of what Dr. Watson called "brag and bounce." In
Shakespeare's As You Like It, Rosalind refers to "Caesar's
thrasonical brag of 'I came, I saw, I overcame.'"
漢文入門 49
さて、今回から新しい話には入ります。同じく「説苑」から「徒薪曲□
(つちへんに突)之策」です。
「孝宣皇帝之時、霍氏奢靡、茂陵徐先生曰、霍氏必亡、夫在人之右而奢、
亡之道也、孔子曰、奢則不遜、夫不遜者必侮上、侮上者、逆之道也、出人
之右、人必害之」
読み下しておきますと、
「孝宣皇帝の時、霍氏(カクシ)奢靡(シャヒ)なり。茂陵(モリョウ)
の徐(ジョ)先生曰く、『霍氏必ず亡びん。夫(ソ)れ人の右に在りて奢
(オゴ)るは、亡(ボウ)の道なり。孔子曰く、「奢れば則ち不遜なり」
と。夫れ不遜なる者は必ず上(カミ)を侮(アナド)る。上を侮る者は、
逆の道なり。人の右に出づれば、人必ずこれを害とす。』」
少し語句をやっておきましょう。
孝宣皇帝=前漢の天子 (73 - 49 BC)
奢靡=おごる、贅沢である
初等数学史188
バースカラは、またビジャ・ガニタ(Bija Ganita)、代数に関する著作
も書いています。ここで、彼は、負の数をサンスクリット語で「負債」と
か「損失」として表し、-3をその数の上に点を打って示し、その一般的な
規則を正しく述べています。一方、虚数は、次のように述べて捨てられて
います。「負の数の平方根はない。なぜなら、それは平方にはならないか
ら。」
無理数は、中世の多くの代数に関する著作のように、広く扱われていま
すが、あらゆる種類の無理数を扱うことの困難さは、記号がまだ十分発達
していない時代では、特に大きかったようです。一次関数や二次関数には、
より多くの注意が向けられていて、他のヒンドゥーの著述家の場合より明
確に議論されています。
幾何学図形に関する多くの問題の他に、普通の詩型の問題もあり、次の
はその例証になるでしょう。
「プリトハ(Pritha)の息子は、戦いで怒って、カルナを殺そうと矢筒の矢
をすべて放った。彼は、その矢の半分で敵の矢をかわした。その矢筒の矢
の平方根の4倍で、彼は馬を殺した。6本の矢で、彼はサルヤ(Salya)を
殺害した。3本で、傘、軍旗、弓を壊した。そして、1本で、敵の首を切
り落とした。アルジュナが放った矢は何本であったか。」
バスカラによって書かれた、第3の重要な著作は、シッダーンタ・シロ
マニ(Siddhanta Siromani)で、その中のゴラディア(Goladhia=天球の理論
(Theory of the Sphere))では、天文学を扱い、様々な古代ギリシアの哲
学者たちが主張したように、地球が球形であることを主張しています。
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