やさしくない英語181

 前回の訳をつけておきましょう。

 BOWDLERIZE(常識的道徳的立場から作品中の不穏当と思われる所を削除 する)
  1818年にトーマス・バウドラー博士は、「家族で声に出して読むのに 相応しくない言葉や表現を省略した」ファミリー・シェークスピアを出版 しました。そこから、バウドラーライズするというのは、卑猥であったり 不快であると考えられる一節や言葉を削除したり変えたりして書物を削除 変更することを意味します。

 MARTINET(訓練の厳しい士官)
  マーチネット(martinet)は、軍の教官で、厳しい訓練をする人のこと です。いかなる活動においても厳格な訓練を施す人は、マーチネットと呼 ばれます。元々は、ルイ14世の軍にいたマルティネ将軍のことです。

 さて、今回はこれです。

 GALVANIZE
  Luigi Galvani(1737-1798), professor of physiology at Bologna, Italy, is called the father of animal electricity. His name has been perpetuated in many terms associated with electricity. In everyday speech the word galvanize means to electrify, to stir into action as if with an electric shock.

 

漢文入門 27

 「受動文」の最後です。

「呂太后(リョタイコウ)に至徳を毀損(キソン)せらる」
「道の旁(カタハラ)に食らい、乃ち烏の肉を盗む所と為る」

 続いて、次の問題文です。

「晏子(アンシ)君(キミ)を諫(イサ)む
  景公馬有り。其の圉人(ギョジン)これを殺す。公怒り戈(ホコ)を 援(ト)りて、将に自らこれを撃たんとす。晏子曰く、「此その罪を知ら ずして死す。臣請ふ君の為にこれを数(セ)め、その罪を知らしめてこれ を殺さん」と。公曰く、「諾(ダク)」と。」

 「圉人」は「馬を養う役人」のことです。

 それでは今回の問題です。

「晏子擧戈而臨之曰、汝為吾君養馬而殺之、而罪當死、汝使吾君以馬故殺 圉人、而罪又當死、汝使吾君以馬故殺人、聞於四隣諸侯、汝罪又當死、公 曰、夫子釋之、夫子釋之、勿傷我仁也」

 

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初等数学史166

 15世紀のイタリアに移りましょう。

 15世紀のイタリアの偉大な商業活動は、多くの商業算術を生み出しま した。これは、ある意味、今日の教科書にまで影響を及ぼしています。商 業算術の扱いを標準にすえたのです。商業算術の著述家でよく知られた人 に、マッテオ・ダ・フィレンツェ(Matteo da Firenze)(1400年頃)、その 息子、ルカ・ダ・フィレンツェ(Luca da Firenze)(1400年頃)、このルカ の息子、ジョヴァンニ(Giovanni)、そして 1505年にピサ共和国の官吏で あったアンドレア・ディ・ジョヴァンニ・バッティスタ・ランフレドゥッ チ(Andrea di Giovanni Battista Lanfreducci)(1490年頃)などがいます が、これら四人の著述家たちの著作は、写本でだけ存在し、彼らが当時の 商業の習慣について語ることを除けば、ほとんど価値のあるものを含んで はいません。

 有名なフィレンツェ市民の中で、16世紀の歴史家の一人がベネデット (Benedetto)、一般にベネデット・ダ・フィレンツェ(Benedetto da Firenze)として知られる数学者に言及しています。彼の算術は、1460年頃 に書かれ、彼の故郷の都市の商業と関連しています。それは、15世紀に 現れたこの種の著作としては最も完全な著作の一つであるのですが、一度 も出版されたことはありません。

 この時期、商業算術の分野を超えた何らかの数学の知識のあるイタリア の著述家で、最も初期の人は、パドヴァ生まれでこの都市の大学の学生で あり教授でもあったプロスドチモ・デ・ベルダマンディ(Prosdocimo de' Beldamandi)でした。彼は、算術、音楽、天文学について著述し、医学の 研究もしています。

 

 

  
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