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「ファビアンの Although "The Rubaiyat" was a poetic masterpiece, its skepticism and hedonism seemed deplorable to many good Victorians, as they have to many others since.」 Hedonism(ヘドニズム)は、甘美さや快楽を意味するギリシア語に由来す る言葉ですが、快楽が人生の主要目的であるという哲学的教義の名です。 快楽の追求は、また、エピクロスの信奉者とも関連付けられています。エ ピクロス哲学は他にも多くの教義を内包しているにもかかわらず、主とし て快楽を愛することと同一視され、epicureanism(エピクロス主義)は贅沢 な生活を好むことと同意語となってしまいました。
さて今回は読み下し文だけです。 「子思衛(エイ)に居る。□(糸へんに因の横線なしに皿)袍(ウンポウ) 表なく、二旬にして九(ココノ)たび食らふのみ。田子方これを聞き、人 をして狐白の裘(キュウ)を遺(オク)らしむ。其の受けざらんことを恐 れ、因りて之に謂ひて曰く、「吾人に假(カ)せば遂に之を忘る。吾人に 與ふるや之を棄つるが如し」と。子思辞して受けず。子方曰く、「我有り 子無し、何の故に受けざる。」子思曰く、「□(にんべんに及)(キュウ) これを聞く、妄(ミダ)りに與ふるは物を溝壑(コウガク)に遺棄するに 如かずと。□(にんべんに及)(キュウ)貧なりと雖(イエド)も、身を以 て溝壑(コウガク)と為すに忍びず、是を以て敢て當(アタ)らざるなり」 と」 少しだけ単語の意味を書いておきます。 □(糸へんに因の横線なしに皿)袍=古いわたをいれたどてら二旬=二十日間 狐白之裘=狐の腋の下の白い毛の部分で作った皮ごろも
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この時期(14世紀)、コンスタンチノープルは、黒死病発生以前のイ タリアで見られたのとよく似た知的復興を経験していました。そうした学 者たちの中でも優れていたのは、ギリシアの修道士で、一度ヴェネチアの 大使でもあったマクシムス・プラヌデス(Maximus Planudes)です。 彼は、ディオファントゥスについて著述し、ヒンドゥー・アラビア数字 に基づく算術も書いています。彼は勤勉の人ではありましたが、天才の人 では決してなく、彼の算術は、主として、コンスタンチノープルの数学思 想にバグダードの影響を示していることで価値があります。それは、零と 9つのヒンドゥーから受け継いだ数詞による基数法の体系を示しているも のです。また、プラヌデスは、様々なラテンの古典をギリシア語に訳した 人として知られています。 プラヌデスの同時代人の中に、ヨハネス・ペディアシムス(Joannes Pediasimus)(1330年頃)、またガレヌス(Galenus)と呼ばれる人がいました。 彼は、算術についても著述していますが、全般に、彼の著作は文学的哲学 的で、同時代人の間では、「哲学者の長(Chief of Philosophers)として知 られていました。 ペトラルカは、1342年に、コンスタンチノープルに住んでいた修道士の 助けを借りて、古典ギリシア語の研究を始めており、また、学識ある学者 マヌエル・クリソロラス(Manuel Chrysoloras)は、1397年から 1400年まで フィレンツェで講義をしています。しかし、ギリシアの数学的著作がオリ ジナルの言語で再び知られるようになり始めるのは、16世紀になってか らのことです。
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