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「木を伐るに其の本(モト)よりせずんば、必ず復(マ)
た生ず。」 特に難しいものではありませんので、解説はなくても意 味はとれるでしょう。最後の「行」というのは日常道徳の実践というぐらいの意味です。 ですが、「自」について少し。 「自」とは、他のものの力を借りずに独りで物事をおこ なうことを意味する副詞で、日本語では、自然現象に関するときは「おのずから」、人為に関するときは「みずから」と言って区別していますが、本来漢文(中 国語)ではそのような区別があるわけではありません。 さらに「みずから」を意味する場合に二つの用法があり ます。一つは自己の行為が他に及ぶもの、「自炊」「自作」など。もう一つは行為が自己に対して行われるもの、「自殺」「自省」などです。 さて今回はこの二つ。 「項伯乃夜馳之沛公軍私見張良具告以事欲呼張良與倶去」
「マーシャルとモロトフは、モスクワで、南北朝鮮を分断している封印された国境を解くことになるかも知れない交渉を再開することに慎重に合意した。」 ということで、d)と b)が正解となります。(最初の英文のMarchallは Marshallのタイプミスでした。お詫びして訂正します。) さて、今回の問題です。短い文が二つです。 「The [mercurial] Greek
reaction was immediate in the reappearance of some scarce commodities.」 「His fingers seem to have
[the touch of Midas].」
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レオナルドが生まれた時、ピサは、ヴェニス、ジェノバ と共に、イタリア最大の商業都市一つでした。レオナルドの父は、アフリカの北海岸のブジア (Bugia)で商業施設の長の地位を得ていました。この都市でレオナルドはムーア人の校長から初期の教育を受けます。 やがて、一人の若者として、彼は地中海を旅し、エジプ ト、シリア、ギリシア、シチリア、そして南フランスを訪れ、学者たちと出会い、様々な土地の商人たちに用いられている様々な算術の大系を知るようになりま した。 しかし、計算のどの大系もすべて、私たちが、現代の数 詞を用いるものと比較すると、貧相なものに思われ、1202年に、彼は「算術(算盤)の書(Liber Abaci)」という著作を書きます。その中で、彼は、算術と初等代数を扱っています。 その著作は15の章に分けられていて、次のような内容 です。 1.ヒンドゥー・アラビア体系の数の読み方、書き方: 2.整数の乗法:3.整数の加法:4.整数の減法:5.整数の除法:6.整数と分数の乗法:7.分数のその他の計算:など、以下略。 こうして、レオナルドが数学という学問に新しい光を投 げかけていたのと同じ時代に、同じ地域で、キリストの信者の中でも、最も貧しい者、聖フランシスが、人間の魂の中に新しい光を投げかけていました。この時 代はそうした時代であったのです。
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