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前回の問題をやっておきますと、
「そして、そのように、経済のカッサンドラがインフレーションを叫んでいる昨年秋のまさにその瞬間に、「上がるものは下がるものだ」という古い経済劇の第一場の幕は上がりつつあった。」
「ワシントンでは、5つの慈愛の評議会がすべての普通の囚人たちのケースを再調査している。- ヘラクレスの仕事だ。」 では、次の問題。
「Marchall and Molotov, at Moscow, warily agreed to reopen negotiations which may abolish the [hermetic] border which separates North and South Korea.」
「They (the nations of eastern Europe) have moved beyond being a "sphere of influence" for their Russian neighbor and [mentor].」
「士は己を知る者の為に死し、女は己を説(ヨロコ)ぶ者の為に容(カタチ)づくる。」 特に書くこともないのですが、一応説明はしておきましょうか。
説=「よろこぶ」のときは「エツ」、「説明・解説」のときは「セツ」。「おのれの考えを人に説く」ときは「ゼイ」 では、次回はこれです。少し短いですが。
「伐木不自其本必復生」
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前回、13世紀は大学のような高等教育の基盤が置かれた時代と見なされているという話をしましたが、教えられた数学は、まだまだ極めて貧相なものでした。 当時(中世)の大学のカリキュラムについて少し触れておきましょう。これは、「マルガリータ・フィロソフィカ(Margarita phylosophica)(1503)」の中で、グレゴリウス・ライシュ(Gregorius Reisch)によって与えられたものだそうです。 学生たちは、先ず文法の研究をドナトゥス(Donatus)とプリンキアヌス(Priscian)で始め、それから、アリストテレスで論理学を、キケロで修辞学を学びました。それから数学的研究に入ります。例えば、ボエティウスで算術を、ピュタゴラスで音楽を、ユークリッド(エウクレイデス)で幾何学を、プトレマイオスで天文学を学ぶというように。教会の活動の為に学んでいた人々の到達点は、ペテル・ロンバルド(Peter Lombard)の形而上学と神学とでした。 さて、13世紀最初の偉大な数学者で、事実上、中世を通じて最も偉大で最も生産的な数学者といえば、レオナルド・フィボナッチ、あるいはレオナルド・ピサーノ、ピサのレオナルドとしても知られる人物です。 「フィボナッチ数列」で有名ですからご存じの人も多いでしょう。次回は、そのレオナルド・フィボナッチについてお話しすることにします。
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