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12世紀の西方アラビア人の間で、最もよく知られた人の一人は、アブ・ベクル・モハメド・イブン・アブダラ、一般にはアル・ハッサル(al-Hassar)として知られている人物で、彼の著作は、ユダヤ人のモーゼス・ベン・ティボンによってヘブライ語に翻訳されています。 13世紀初めには、キリスト教徒たちにアルペトラギウス(Alpetragius)と呼ばれる人がが、スペイン、恐らくセヴィリャにいて、天文学について著述しています。彼の惑星の運動の理論は、上に述べたユダヤ人ティボンによってヘブライ語に、またマイケル・スコットによってラテン語に翻訳されています。 地理的にスペインの文明と関係の深かった北アフリカ生まれの学者には、アルバンナ(Albanna)、すなわちイブン・アル・バンナがいて、数学の論文「タルキス(Talchis)」を書いています。 そして、スペインのムーア人最後の偉大な著述家は、アル・カラサディ(al-Qalasadi)です。彼は数の理論の扱いにおいて、ある独創性を持っていたように思えます。
「スキュラとカリュブディスとの間 ということで、辞書には「進退窮まって」という訳が付いています。説明文中にある語句ですが、「out of the frying pan into the fire=フライパンから火の中へ」は「小難を逃れて大難に陥る」とか「一難去ってまた一難」というような意味。「between the devil and the deep blue sea」は「進退窮まって、前門の狼後門の虎」という意味が載っていますね。(研究社:リーダーズ英和辞典) さて今回から神話起源の言葉の簡単なテストをします。[]の語句の意味を選んでみてください。
The recommendation that the state legalize off-track betting is quite akin to [prying the lid off the box of Pandora], and the moralists already are mumbling in dismay.
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「人遠き慮(オモンバカリ)無ければ、必ず近き憂(ウレイ)有り。」 私たちの時代の高校の漢文の教科書や参考書には必ず入っていたような文章ですね。
遠慮 = 遠いさきまでの思慮 基本的な文法のおさらいでもしておきましょうか。 「不常有」は「常には有らず」と訓読し「いつもはない」と言う部分否定。「常不有」は「常に有らず」で「いつもない」と言う全面的な否定の意味になります。 さて、次回はこれです。
「有徳者必有言有言者不必有徳」
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