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11世紀ジェルベールの後継者の中で、最も優れていたのは、シュヴァーベン伯ヴォルヴェラト(Wolverad)の息子ヘルマヌスでした。彼の四肢は子供の時から痛ましいほど萎縮していたので、歴史上ヘルマヌス・コントラクトゥス(Hermanus Contractus)として知られています。 ライヘナウの修道院の学校で教育を受け、後にベネディクト会修道会に入り、数学の講師となり周囲に多くの生徒を集めます。彼はアストロラーベ、アバカス(計算盤)そしてリトモマキア(rithmomachia)という数のゲームについて著述しています。 11世紀と言えば、このリトモマキアという数のゲームについて触れないわけにはいかないでしょう。ヴァチカン図書館には「リトマキヤ(Ritmachya)」というタイトルの写本がありますし、中世の詩「デ・ウェトゥラ(De Vetula)」にも言及されています。 このゲームはニコマコスに示されているギリシアの数の理論に基づいていて、四角い二重のチェス盤で遊ばれます。三角形、四角形、円と円錐の駒を使い、それぞれある数値を有しています。ゲームは、ギリシアの数の理論に精通していることが要求され、数学のエリートだけができるように思えるほど複雑なものです。
「財を生ずるに大道有り。之を生ずる者衆(オオ)く、之を食(クラ)う者寡(スクナ)く、之を為(ツク)る者疾(ト)く、之を用いる者舒(ユル)やかなれば、則財恒(ツネ)に足る。」 本たる徳に努力して用を節する、支出をおさえるのは国を有するものの古今変わらぬ根本政策であるが、それは決して財を無視することではないというぐらいの意味でしょう。 今回も、島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学 伝第十章」からです。 「孟献子曰。畜馬乗。不察於□(奚+隹)豚。伐冰之家。不畜牛羊。百乗之家。不畜聚斂之臣。與其有聚斂之臣。寧有盗臣。此謂國不以利為利。以義為利也。」
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「ヘラクレスの功業 ヘラクレスの12の功業というのは、(1)ネメアの獅子退治 (2)ヒュドラ退治 (3)アルカディアの鹿の捕獲 (4)エリュマントスの猪の捕獲 (5)アウゲイアス王の厩の掃除 (6)ステュンパロスの森の鳥退治 (7)クレタ王ミノスにポセイドンが贈った雄牛の奪取 (8)トラキアの人喰い馬の奪取 (9)アマゾーンの女王の帯の奪取 (10)スペインに棲んでいた怪物ゲーリュオンの赤牛の奪取 (11)ヘスペリデスの林檎の奪取 (12)冥府からケルベロスを連れてくる事、なんだそうです。 今回はこれです。
「CLEANING THE AUGEAN STABLES
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