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アル・マンスールの統治時代と同じ頃(あるいは少し後)、アル・ファザリ(al-Fazari)(777年没)と言う人か占星術と暦について著述したことが知られています。彼は、知られる限り、アストロラーベを制作し数学的器具について著述した最初のムスリムでした。 その息子に、もう一人のアル・ファザリがいます。特に、天文学の分野で非凡な学識のあった人で、カリフによってバグダードにもたらされたシッダーンタを翻訳するよう求められました。モハメド・イブン・ムーサ・アル・フワーリズミー(825年頃)が、自らの天文学の基礎にしたのは、この翻訳であったということです。 「アラビアン・ナイト」でよく知られるハルン・アル・ラシド(786-808/9年統治)は、学問の偉大なる擁護者で、彼の影響のもとユークリッドの著作を含むいくつかのギリシアの学問的古典がアラビア語に翻訳されます。 中世ヨーロッパがユークリッドのことを始めて知ったのは、まさにこうしたアラビア語訳からでした。 また、彼の統治下には、ヒンドゥーの学問が、特に医学と占星術の分野でバグダードに流入するという第二の流れがありました。バグダードは、東西の学問が出会い融合するまさに場であったのです。
「康誥(コウコウ)に曰く「赤子を保(ホ)するが如し」と。心(ココロ)誠(マコト)に之を求むれば、中(アタ)らずと雖(イエドモ)も遠からず。子を養うことを学んで而(シコウ)して后(ノチ)に嫁(カ)する者は、未だ有らざるなり。」 人民に道を教え自新せしめることの根本は、母親の赤ん坊への保育・慈愛という自然な実践を端緒として拡張していけばよい。そうして、一家に仁の道が実現されれば、一国全体も仁の道という点で盛んになる。逆に、一人(国君を指す)が貪欲で道にもとるようであれば、乱が起こるというような意です。 では、今回も、島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学 伝第九章」から続きです。 「堯舜帥天下以仁。而民従之。桀紂帥天下以暴。而民従之。其所令反其所好。而民不従。是故君子有諸己。而后求諸人。無諸己。而后非諸人。所蔵乎身不恕。而能喩諸人者。未之有也。」
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「しかし、動物たちは、すでに、彼らの目的に十分な( )の言葉を話すというかなりな証拠がある。」 前回の問題を訳してみますとこうなりますね。では、それぞれの単語はどうでしょう。
specie 正金、正貨 上の問題は、問題なさそうですね。inter-species(種の間)になるでしょう。 下の問題はどうでしょう。日本語の訳だけでは判断が難しいということになりましょうか。In general the speaker implies; the listener infers. と言うことです。ここでは、imply が適切ということになります。このあたりは結構難しいところですね。 では、今回の問題です。
「The handicap of geography alone has (militated, mitigated) against adequate solution for the problems of poverty, ignorance and disease.」
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