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さて、今回からインドに入ります。 この時期(BC300-AD500年)のインドでは、先ず、アレクサンダー大王の軍隊がこの国に侵入し(BC327年)、インドの宮廷にギリシアの使節が送られたという事件が注目に値します。この出来事が、学問科学、特にヒンドゥーの天文学にどれほどの影響を及ぼしたものか、現在言うことは困難です。しかし、後のヒンドゥーの著述家たちがギリシア語起源の言葉を用いていることには注目してよいでしょう。 今日まで知られているインドで生み出された天文学に関する最初の重要な著作は、スーリヤ(スールヤ)・シッダーンタ(Surya Siddhannta)です。5世紀初め頃に書かれたものだろうと言うことですが、私たちには、後の写本でしか知られていません。この書でシュルヴァ・スートラの儀式の数学は、星の数学に取って代わられます。 ヴァラーハミヒラは、5つのシッダーンタ(天文学書)について語っていますが、スーリヤ・シッダーンタを第一のものとして名を挙げています。 ヒンドゥーには、信頼できる年代学もインドの学問科学へのギリシア文明の影響についての入念な研究もまだないようですので、この時期のインドの数学の業績について、満足のいく評価を与えることは困難だということです。
「切るが如く磋(ミガ)くが如しとは、学を道(イ)うなり。琢(ウ)つが如く磨(ト)ぐが如しとは、自ら修むるなり。瑟(シツ)たり<にんべんに間>(カン)たりとは、恂慄(シュンリツ)なり。赫(カク)たり喧(ケン)たりとは、威儀なり。斐(ヒ)たる君子有り、終に諠(ワス)る可からずとは、盛徳至善、民の忘る能わざるを道うなり。」 ここでは、前回の詩経の詩文の注釈というべき内容ですね。読みは、恂慄(シュンリツ)を除けば前回とほとんど同じですからもういいでしょう。 斐として教養のにじみ出ているかの君主は、学問につとめ、また、自修につとめる。そのように正しい順序をふんで学問、自修、につとめる君子は、民の心からいつまでも忘れられない。といった内容です。「切磋琢磨」とは、「止於至善」への過程、方法ですね。 さて、今回も、島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学 伝第三章」から続きをいきましょう。 「詩云。於戯前王不忘。君子賢其賢而親其親。小人樂其樂而利其利。此以没世不忘也。」
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前回の解答からいきましょう。 「ハサル将軍の職務怠慢は、軍にとって非常に重要なことであると考えられている。なぜなら彼はチェコスロヴァキア軍の軍組織の頂点にいる人物であったから。」 ということで、(b)desertionが正解ということになります。 さて問題です。
VILIFY (a)honored (b)extolled (c)maligned (d)esteemed アメリカ合衆国の有名な政治家の名が出てきますが、具体的な話がわかりませんので少し訳しにくい気もします。問題にはそれほど関係はないでしょうが。 とりあえず単語の意味をいきましょう。 extoll=称賛する、激賞する、malign=そしる、中傷する、esteem=尊重する、尊ぶ、ぐらいですか。 まあ、最近の政治を見ていてもそうですが、政治の世界はいろいろとあるようですね。私などにはちょっと近寄りがたいです。
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