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ディオファントスの時代とそう遠くない時代に、新プラトン主義者のポルフュリオス(Porphyrius)がいました。彼は、ピタゴラスの生涯とプトレマイオスの音楽について著述しましたが、彼が、主として知られているのは、哲学的著作とキリスト教への敵意からです。 アナトリオスとポルフュリオスの弟子の一人が、イアンブリコス(ヤンブリコス)(Iamblichus)です。彼は、ニコマコスについての注釈を書きました。また、私たちは、ニコマコスやピタゴラス、その他のギリシアの著述家に関するかなりの情報を、彼に負っています。 3つの整数、3n, 3n-1, 3n-2の合計の数のそれぞれの桁の数を加え、さらに、その結果のそれぞれの桁の数を加えるということを繰り返すと、最後には、その合計は6になるという公理は、イアンブリコスによるものです。 390年頃、学識あるヒュパティアの父として知られる、若いテオン、アレクサンドリアのテオンは、エウクレイデス(ユークリッド)の「幾何学原論」とプトレマイオスの偉大な書とを編纂・校訂し、様々な論文を書いています。彼の版のユークリッドの「幾何学原論」の写本は、正確なテキストを決定する上で、現代の学者に至るまでずっと役立ってきました。
「天子自(ヨ)り以て庶人(ショジン)に至るまで、壱是(イッシ)に皆な修身を以て本(モト)と為す。」 ここでは、修身がすべての本であると書かれています。修身=人倫の道の実践ということなのですが、「人倫の道」というのは、基本的には「その義を正してその利を謀らず、その道を明らかにして其の功を計らず。」という反功利主義のことではないのでしょうか。 王陽明の孫弟子である李贄(リシ)という過激な思想家は、その反功利主義の欺瞞性を激しく攻撃しているそうですが。 今回からは、島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学 伝第一章」です。
「康誥曰。克明徳。」
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「ヒル氏は、『連合国は、彼らがドイツと和平を結ぶことができる前に、お互いが和平を結ばなければならない』と書くとき、ドイツ問題全体の最も難しい局面に直面しているのである。」 特に難しい単語はないのですが、Alliesは、多分知っていると思いますが、第二次世界大戦の時の連合国です。 今、アメリカは、アフガニスタンに対して、strikes backしていますね。第二次世界大戦で、ヒトラーに対して行った宥和政策の失敗のことなどを考えますと、ある程度の武力による威圧は必要だと思われるのですが、なかなか難しい問題ですね。 Cruxというのは、「最も重要な点」とか「難関」というような意味です。
さて、今回の問題です。
FIAT "fiat"は、もともとラテン語の動詞"facere"(=make)の接続法現在形です。聖書の「創世記」には、"Fiat lux"という有名な言葉がありますね。「光あれ!」と訳すでしょう。
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