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さて、アレクサンドリアのヘロンは、この頃、数学の応用の分野では卓越した人物でした。彼はエジプト人であったように思われます。彼のスタイルはギリシア式ではありません。ヘロンの泉(Heron's Fountain)として知られる空気圧を利用した装置や蒸気エンジンの簡単なものその他様々な機械を発明しています。 気力学(pneumatics)や屈折光学(dioptrics)そして機械学について著述していますが、数学の観点から見れば、測量術に関するものが最も面白いということです。三角形の面積を求める公式、A=s(s-a)(s-b)(s-c)の平方根は、よく知られていますね。 ギリシア数学が衰退していく中で、何らかの天才を示した人の中で最も優れた人の中の一人がメネラオスです。彼はアレクサンドリアの生まれで、球体(shpere)についての論文、特に球体三角形の幾何学的特性について論文を書いています。AD98年には、ローマで天文観測をしたことでも知られています。 彼の公理の中で最も重要なものは、「もし三角形を形作る三本の直線が、横断線(transversal)で切断されるなら、共通の端点(extremity)をもたない3つの線分の長さの積は、他の3つの(線分の長さの)積に等しい」というものです。
「極めて僭踰(センユ)にして罪を逃(ノガ)るる所無きを知るも、然も国家の民を化し俗を成すの意、学者の己を修め人を治むるの方に於いては、則ち未だ必ずしも小補(ショウホ)無くんばあらずと云う。淳煕(ジュンキ)己酉(キユウ)二月甲子(コウシ)、新安の朱熹(シュキ)序す。」 自分としては、僭越にして分を越えた所行であり罪の免れようも無いことは十分承知しているけれど、国家(天子朝廷を意味する)が人民を教化し風俗を完成しようとする熱意、学問者が己が身を修め進んでは民を治めるための方法という点に対しては、多少貢献できるのではないかと思っている、ということですか。 注目の漢字としては、「僭踰(センユ)」「小補(ショウホ)」「淳煕(ジュンキ)」ぐらいでしょう。 それでは、今回からは、いよいよ島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学 経」に入ります。
「大学之道。在明明徳。在親民。在止於至善。」
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「ラビは、彼の町でただ一人の完全なキリスト教徒であった。--それは、この機知に富み心の温まる書物の中で達成された逆説である。」 Rabbiというのは、ユダヤ教の律法学者であり、指導者のことでありますが、その人だけが完全なキリスト教徒であったとういことですね。こういった逆説は、世の中多いかもしれません。あまり表面上のことにとらわれず、本質を見抜く力が要求されますね。国際化の時代、また国境のないインターネットの世界では、特にそんな感じがしています。 単語をやっておきましょう。indirection=不正、詐欺、evasion=言い抜け、言い逃れ、逃げ口上、compulsion=強制、prearrangement=予定、打ち合わせ、です。 というわけで、正解は、(b)と(a)になります。 さて、今回の問題です。
PYROMANIAC (a) escaped convict (b) mental defective (c) drug addict (d) persistent incendiary
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