|
「その挑戦は、マーシャルプランのもとで、ヨーロッパが、単に、個人が物乞いをする代わりに組織的に物乞いをしたにすぎないというロンドンで生まれた警句に要約される。」 "coin"というのは、まさにコイン(硬貨)ですが、動詞として用いられると、「鋳造する」の意味になります。そこから、「新しく生み出す」のような意味になったのでしょうね。 "mendicancy"の解答は、(b) the habit of begging です。 問題をいきましょうか。二つです。
PARADOX (a) moral lesson (b) self-contradictory but true statement (c) climax (d)convincing result
SUBTERFUGE (a) evasion (b)compulsion (c) bribery (d)prearrangement
「顧(タ)だ其の書たる、猶(ナ)お頗(スコブ)る放失(ホウシツ)す。是(ココ)を以て其の固陋(コロウ)を忘れ、采(ト)って之を輯(アツ)め、間(マ)ま亦(マ)た竊(ヒソカ)に己の意を附して、其の闕略(ケツリャク)を補い、以て後の君子を俟(マ)つ。」 ただ、この「大学」の書物のあり方は、程子の整理を経た後も、多少の放失を免れなかった。そこで、自分自身の学問が固陋であるのも忘れてさまざまに材料を採り集め、時には自分一人の考えでその欠落した所を補ったりして、後世の君子の批判訂正を待つことにしたというのですね。 注目の漢字です。「顧(タ)だ」「固陋(コロウ)」「輯(アツ)め」「竊(ヒソカ)に」「闕略(ケツリャク)」今回は、多少多めでしょうか。 それでは、今回も島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学章句序」からです。今回で「大学章句序」は終わりです。次回からは、いよいよ本文に入ります。 「極知僭踰無所逃罪。然於国家化民成俗之意。学者修己治人之方。則未必無小補云。淳煕己酉二月甲子。新安朱熹序」
|
さて、今回は、ローマで数学を広く応用した人たちを取り上げてみましょう。 まずは、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)です。英語読みでは、ジュリアス ・シーザーとなることは、皆さんもよくご存じでしょう。数学史と関連するのは、 ユリウス暦の制定です。これは、アレクサンドリアのソシゲネス(Sosigenes) という天文学者、それ以上のことはほとんど何も知られていないのですが、 彼の助力を得て成し遂げられた事業です。 ローマ人の中で、最も広く数学を応用したと言われているのが、マルクス・ ウィトルウィウス・ポリオ(Marcus Vitru'vius Pollio)です。普通、ウィトルウィウス として知られていますが、彼の建築についての著作は、BC20年からBC14年 の間に書かれたものと考えられています。著作全体を通じて、若いときに技師 として訓練を受けたことが見て取れます。 次に挙げられるのは、セクストゥス・ユリウス・フロンティヌ(Sextus Julius Frontinus)です。将軍で水の供給の管理者であったことから、戦争と水道に ついての著作が残されています。 測量の分野では、ヒュギヌス・グロマティクス(Hyginus Gromaticus=測量 技師ヒュギヌス)として知られる人がいます。彼の著作の断片は、数学への 貢献を何も示してはいませんが。
|
|