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キケロは、自らの『トゥスクルム論叢』(Tusculan Disputations)の中に、「シラクサの人々が、そのことを何も知らず、そんなものが残っていることを否定さえしていたときに」キケロ自らがアルキメデスの墓を発見したと書き記しています。 「私は、アルキメデスの墓碑に彫られていると知らされていた詩句を思い出していた。その詩句には、墓の上に円柱と球が置かれていたと述べられている。私は、あらゆる墓碑を注意深く調べた。・・・私は、円柱状のものがいばらの上に出ているのを認めた。それには、球と円柱が刻まれていた。・・・それを認めることができ、台座の正面に近づいてみると、詩句の後半は、ほとんど半ば消え失せていたが、その詩句を発見した。このように、ギリシアで最も高貴な都市の一つであり、また同様、学識で極めて有名であった都市が、その最も偉大な天才の墓碑のことを何も知らなかったのだ。」 アルキメデスの著作の中で、数学の歴史に関連するのは、放物線の求積、球と円柱、円の測定、螺旋形や円錐曲線体、そして楕円体に関するものだそうです。
「其の他権謀(ケンボウ)術数(ジュツスウ)、一切の以て功名(コウメイ)を就(ナ)すの説と夫(カ)の百家衆技(シュウギ)の流との、世を惑わし民を誣(シ)い、仁義を充塞(ジュウソク)する所以の者、又た紛然として其の間に雑出(ザッシュツ)し、其の君子をして不幸にして大道の要(ヨウ)を聞くを得ざらしめ、其の小人をして不幸にして至治(シチ)の沢(タク)を蒙るを得ざらしむ。」 ここで言いたいことは、とにかく正しい儒教の教えが廃れ、ただ事業の完成だけ、名誉を獲得を教える権謀術数的学説や末梢的な技巧を説く学派の学説が入り乱れて現れ、君子も小人も不幸になってしまったということでしょう。 注目の漢字は、「功名(コウメイ)を就(ナ)す」「誣(シ)いる」「至治(シチ)の沢(タク)」ぐらいでしょう。 それでは、今回も島田虔次著「大学・中庸」(朝日新聞社)の「大学章句序」からです。 「晦盲否塞。反覆沈痼。以及五季之衰。而壊乱極矣」
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前回の解答からいきましょう。
「T・フーフト博士は、「この会議の目的は、「キリストを信じる者たちの全世界的な友好」をはかるものである。」と言った。 だいたいこういう感じではないでしょうか。ということで、(b)が解答になります。 さて、問題です。二ついきましょうか。 ENCLAVE (a) district enclosed within alien territory (b)fortified area (c)conquered territory (d)free city EPHEMERAL It is our task so to train them that they may, through their reading, learn to distinguish the true from the false, the enduring from the ephemeral, the significant from the trivial, the beautiful from the ugly, the good from the evil. (a) flimsy (b) shoddy (c) short-lived (d) everlasting 単語をいきましょう。 tract=広い面積、地域、alien=異国の、異質の、異星人、fortify=防備を固める、要塞化する、flimsy=薄っぺらな、もろい、shoddy=安っぽい、まがい物の。
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