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前回の解答からいきましょう。 「彼ら(研究者たち)は、適量の半分の石鹸あるいは洗剤だけ使って20分間 洗濯すると、同じ量の汚れを落とすのに二倍の労力が必要であることが分かった。」 ということで、答えは(d)になりますね。 さて、今回の問題です。 ECUMENICAL (a)spiritual (b)world-wide (c)unselfish (d)whole-minded 単語をいきましょうか。 council=会議、評議会、審議会、fellowship=仲間であること、親睦、信徒集団、transcend=超越する、constellation=星座、(そうそうたる)人々の群れ、ぐらいでしょうか。何となく分かったようで訳しにくい文章だと思います。
「是れ自(ヨ)り以来、俗儒の記誦(キショウ)詞章(シショウ)の習(ナライ)は、其の功小学に倍すれども用なく、異端の虚無寂滅(ジャクメツ)の教えは、其の高きこと大学に過ぐれども実なし。」 今回は、長いですね。全部書くと字数を超えてしまいますので、今回はこれだけにします。 その後、正しい儒学の教えに代わってはびこったのは、俗儒の学と異端の学と言います。俗儒の学では、「記誦」は記憶し口誦する、すなわち暗誦をすること、「詞章」は巧みな詞、美しい文章をつくることですね。それは必要な労力は小学に数倍するけれども真の学問の見地からすれば無用であるということ。異端の学とは、老荘--道教の無の説と仏教の寂滅の教えのことで、一見遙かに高遠であるかのように見えるけれども、そこには「実が無い」。そう書いてあります。 注目の漢字いきましょう。記誦(キショウ)詞章(シショウ)寂滅(ジャクメツ)ぐらいですか。次回は、前回の続きをいきます。
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1906年に、アルキメデスの著作をすでに編集していたハイベルク教授が、コンスタンティノープルで、ある幾何学の解法についての写本を発見しました。これは、機械学の原理に幾何学の真理が由来していることを示し、アルキメデスが心の中でどう考えていたかが明らかにされるという点で特に興味深いものです。 「私は、球は底面が球の最大の円で高さが半径である円錐の4倍であると感じ取ったあと、球の表面積はその最大円の4倍であるという考えが浮かんだ。円が、底辺がその円の円周で、高さが半径に等しい三角形と面積が等しくなるように、球も、底面が球の表面積と同じで、高さがその球の半径に等しい円錐と体積は等しいだろうという考えから研究を進めた。」 アルキメデスは、マルケルスの治世下(BC212年)、シラクサの包囲戦で殺害されますが、このアルキメデスの死については、プルタルコスが興味深い記録を残しています。 「アルキメデスは、熱心に図を描いてある問題を解いていた。それを解くのに熱中していたので、彼はローマ人が町に侵入したことも町を占領したことも知らなかった。こうして思索に耽っているときに、一人の兵士が予期せず彼に近づいてマルケルスのところにいくよう命じた。彼が、問題が完了するまで待ってくれるよう丁寧に断ると、兵士は怒って剣を抜き、彼を刺した。」 このあと、二つほど別の話が載っているのですが、当時からいろいろな話が伝えられていたのでしょう。
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