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ファクトリー配通社”スパ王”制作記?
だったら新しいの買え〜(泣き)すぺしゃる。


遂に姿を現した、イカスミスパ王。
手元に来たときに左側転かして痛んでいたので、いったんバラして前オーナーが買っておいた部品を組み付けて組み上げてホヤホヤの所です。
マフラーは若干キズが付いていたので、組むときにモリワキ・ツアラー管にしておきました。(安いです?) フレームNoは、5000番台って所で最初の頃でしょうかね?といっても、機構面は88’VTZとほぼ同一なので不具合箇所は皆無です。(苦笑)
*ここでVT一口メモ*
VTのエンジンて、ここにくるまで結構変わって居るんですね、このエンジンは内部構成パーツから見てだいたい3型って感じでスカね?
このスパーダに積まれているエンジンは、パーツ面から見ると初期型と同一の部品は殆どありません。乗って気が付いたんですが、エンジンの感じもまるで違います。「こう来たカッ?」って感じでスカね?(笑)
出た頃は、ちょうど売っている側の仕事をしていたんですが、どうも「回ることは回るがトルク感のないエンジンフィール」と「切れ込むような、ハンドリング(F16in)」に違和感を憶えて嫌いでした。
しかし、このエンジンは結構”ツイン”を意識した作りになっている見たいですね、とわいっても所詮250!1気筒あたり125ccなんで「感じがする?」ってな贔屓目で見た場合ですけどね。 ”回すためのVツイン!”を作ろうと思って居たのですが、乗った感じがまるで別物?ちょっと考え込んでしまいました。味で楽しむように味付けされたエンジンをビンビンなエンジンに弄る?ま〜!みたってや〜!



*インテーク編*
”原因の一端は、お前にあるんだよ!”

キャブの分解清掃しようと思ってエアクリーナーケースをバリバリ外していくと、キャブホルダーからニョキニョキと生えている竹の子のようなファンネルを発見。
「おやっ?1型&2型には、こんなの付いていなかった気がするが?」確かにパーツリストを紐解いてみると、3型のインボードディスクタイプ車までは、この部品は明記されていない? 長さたるや、フロントバンクが13cm位リヤ側が11cm位あって湿式のエアクリーナーの下で、またもらこのファンネルに絞られた空気が、キャブにたどり着いたときには殆ど”虫の息?”状態。 どうりで、加速中もバックトルクが効いている見たいなフィーリングにコイツも加担しているに違いない(怒)「え〜い!取ってしまえっ!」
というのも、なかなか大人げない?のと、このファンネルの末端がキャブホルダーのインシュレーターを兼ねているという事実に直面し”ちょっと考え中??”










”これが考えたあげくか?(笑)”

そして考えること”10分?”(実はビールを飲んでいた。)思い切ってブッタ切ることにしました。フロント・リアと長さが違うので(何故かは不明?しかし、何かあるのかも知れない)一律に同じ長さにするのも 芸がないので各、全体の長さの2/3程度に切ってみました。(徐々に短くしていこうと目論んでいる?)
*VT一口メモ* やはり、これが低速トルクを出す秘訣だったことが後日雑誌を読んでいて判明しました。実際には新型のVTRの記事だったんですが、なにやら新型はより一層長くなっている”らしい”?
でも、一概にコイツが諸悪の根元という考え方は適当ではなく、1型、2型、3型と、この88’VTZのキャブは年代を追うごとに、型式や径も?変化しているらしく、そのキャブやエンジン特性に見合った設定 とも言えるのかも知れませんね。
だから・・・・良い子のみんなは、決してマネしないで下さい。(爆笑)







”セオリーどうりキャブ分解清掃。”

前オーナー曰く、乗らなくなってからほぼ3年ほどナンバーを切ってお蔵入りしていたらしく、手元に来たとき距離数6千キロ弱の状態でした。
10年ほど前の車にしては全然乗っていないようなものなので、キャブを分解して清掃してみることにしました。しかし、乗らないときはちゃんとガソリンを抜いていたらしく、保管も大事にしていたようで結構きれいでした。 チョークバルブが若干腐食していましたが、磨けばきれいになる程度で状態は良かったです。(前オーナーに感謝!)
唯一気になったのが、フロント側のバキュームピストンのラバーが少しズッコケていたこと?潰れ方から見ると、新車時からの組み付け不良みたいだったですね。これも、高級アルコール系のクリームを付けて半日ほど放置したら 元どおりになったので、問題はなかったです。しかし、こういう不備を見つけるとなんか「やりーっ!」て気分がいいですよね。(笑)
そして、バラしたついでに各部清掃はもちろん、インテークからバキュームのピストンシリンダーまでリューターバフで磨き込みを追加しておきました。
*一応、ノーマルデーター*
MJ=108 JN=MS8 SJ=38 とこんな所ですか。








”あ〜んど、バクダンキット組み付け。”

基本的にスパーダあたりは社外パーツが既になくなっている状態なので「出ているものは取りあえず組んでみる」という精神に乗っ取って、 ケンソーから出ている「バクダンキット」を組んでみることにしました。
MSを6mmボックスで脱着して、バキュームピストンからJNを外すと・・・・ドッカーン!さすが、バクダンキット、付かねーじゃん?ノーマルのJNはストッパーが一体型になっていて、Eリングかついていなかったんです。
「ホームセンターなんかには無いだろうナー?」と、思いながら近所のドイトに出かけたんですがやっぱりこんな小さい奴はなく、隣の南海部品で聞いてみることにしました。
配さん「あんの〜、JNのストッパーに使っているEリングなんかないっすよね〜、はははっ」
店員A「有りますよ、ちょっと待って下さい」


普段から、高いとか言っていた「南海部品さん、すいませ〜ん!」(笑)しかし・・Eリング一個140円とは・・ヤッパ高いっすね?(笑)などと言いながら、背に腹は代えられず購入して組み付けることにしました。
しかし、昔はノーマルのJNは殆どバクダンキットのように真鍮製だったんですが、真鍮製だとホルダーの接触面が痩せてしまってガソリンが流れ出し”かぶる”原因になったことから、ケイヒンでは あえて加工のしずらいアルミの合金製に変えたという話しを思い出して、ちょっと気になったのですが・・・。まー、ダメになったらノーマルに戻せばいいだけですから、気にしないで行きましょう。




”原因の一端はお前にも有るんだよっ!”

というわけで、問題のビスカス式のエアクリーナー。
若干目の粗いペパーにビスカス油を浸透させたもので、メンテナンスフリーを狙って一時期大流行した代物が、標準で付いていました。しかし、コイツがなかなか厄介な代物で、確かにゴミや埃は良くシャットアウトする んですが、なんせ油を使っているので通気性は最悪。車なんかでも、目詰まり起こしてしまったのを良く見かけ、バリバリッとむしり取ってしまいました。(笑)
しかし、俺の考えでは「やっぱり一般に使うのならエアクリーナーはどんなものでもついていた方が良い」という考えかたなのと、最終的に”動圧”ぶち込む予定も有るので何か良いモノは?と物色していると・・・・・













デイトナとKISSから、エアクリーナーシートという便利なものが出ているではないか?スポンジ上のシートをノーマル形状に切り取り使用することでは両者同一で、今回の場合”(石橋を叩いて、タカさんゴメン?ということわざ通り・・)やや目の細かいデイトナ製を購入
取り付けは、ガソリンに反応しないエポキシ系の接着剤で、剥がして油分をふき取った後エアクリーナーの有った部分に寸法をあわせて切り取り張り付けるという単純作業。
しかし、ただ張り付けるのでは芸がないので、裏側から補強になっている金網に”パンチ”をくれて、やや膨らませ縦横2CMほど大きく切ったシートを、盛り上げて張り付けることにしました。エアクリーナー面積を拡大?(笑)
ちょっと盛り上がっているのが、写真で分かるかな?オー!コンペティション・・・・と、自己満足です。(-_-;)
(実は、気を付けていたんですが途中で昼飯を食べてしまったため「デイトナ」文字が逆になってしまいました。)
このエアクリーナー、思いの外「スカスカ」なので、実は気に入っています。








オイル交換&定番「魔法の液体?byドク須田」&スプリット・ファイヤー「高けーよ(泣き)」プラグ交換。

ついでにオイル&フィルター交換もしておくことにします。入っていたオイルは”綺麗”だったんですが、いつの交換したものか分からないので、デイトナ製の濾過面積が多い?というフィルターと共々交換してしまいました。
オイルは、こだわりの「8耐」!(パッケージのたぶん”94’8耐でのスラントっすかね??がお気に入り)
ついでに良く小物を買いに行く「ドライバーズ・スタンド」が、マイクロロホンの代理店をやっているらしく、デモビデオを見てしまい、つい買ってきてしまいました。
実は、バイクに入れる前自分の乗っている車に入れて2000キロ程度走行してみたんですが、効果のほどは・・・・??ってな感じですかね(笑)まー、でも”ブチ回す”ようになると思うので良いと言われるものは、試しておきたいと思って使用してみました。
それにパチンコで勝ったときに買っておいたスプリットファイヤー・プラチナを取り付けてみました。プラグ一個3800円とは・・・パチンコででも勝たなけりゃ馬鹿らしくて買えないぞ〜(怒)
このプラグ買った人は、ガスケットが別に同封されているので取り付けに注意して下さい。そのまま付けないように(笑)










*総括*
と、だいたい今回こんな感じでインテークの補記類系をいじってみました。
組み上げて、リンク類もバラしたので同調を取り、ちょっと試乗?バックトルクの効きが半減しているのと、下の方で一ヶ所「おやっ?」というところがあったので(スカスカ・エアクリーナーの影響か?)途中の自販機前でパイロットスクリューをノーマルから1/4開けてやり、だいたいOKってトコでしょうか?
基本的に補記類のみの調整なので、飛躍的に変わる?なんてことは無いのですが、幾分上のストレスが無くなり、伸びが良くなったような気がします。
「やっぱり、バルタイにまで手を加えなきゃダメかな〜。」


Produced: 配管屋通信社