「我々ウルトラマンは、けっして神ではない。救えない命もあれば、届かない思いもある。」


劇場版ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟を見てきました。


 40周年記念の劇場版ということで、若干不満な点もあるけれども、ウルトラ兄弟勢揃いに大満足な作品でした。

 感想を書くのが遅くなった上に、乱筆ですが、DVD購入を機に、とにかく書きますので、お付き合いください。

 冒頭、異次元人ヤプールの操る超獣Uキラーを激闘の末、神戸沖の海中に封印するウルトラ4兄弟。
 それから20年。
 平和な神戸の街。レストランで食事をしている親子。女の子がうっかりグラスを落とし、あっと思ったところに、すっと手が差し出され、空中でグラスを受け止める。その指にはAの変身指輪!「あぶなかったね」とグラスを渡すシェフこそ、北斗星司。この最初の登場といい、北斗星司の見せ場は多かった。(パン屋の配達はバイトで、本職はコック?でも似合ってるからよい。)
 レース場で子供たちを指導する郷秀樹。郊外の牧場で羊の世話をしているモロボシダン。そして神戸空港の管制塔で、ガンウィンガーの着陸を見守るハヤタ。次々と紹介される四兄弟の現在の姿。Uキラーを封印し、エネルギーを使い果たしたウルトラ四兄弟は、地球人として神戸に留まっていたのだ。それぞれが、それっぽい仕事についていて、納得・感心・満足。プラス、かっこいい。特に、郷秀樹がレーサーだった事をよくぞ憶えていてくれました。

 最大の見せ場は、四兄弟の最後の変身。DVDからセリフを起こしました。

 罠に捕まり、絶体絶命のメビウス。

北斗「よーし!」
ダン「まて!どこへ行く」
北斗「決まってます。メビウスを助けに行くんです。」
ダン「エースに変身するつもりか。」
北斗「そうです!」
郷「忘れたのか。もう一度ウルトラマンに変身する事が、何を意味するのかを。」
北斗「もちろんわかっています!俺たちに残されたエネルギーは少ない。戦えば死ぬかも知れない。でも、黙って見ていることなんてできない!できません。」
ハヤタ「エース、その思い皆同じだ。」
北斗「だったら、」
ハヤタ「もし我々が敗北すれば、シールドが破れ、ヤプールが蘇ってしまう。」
ダン「その結果、数多き尊い命が失われてしまうだろう。」

郷「・・・勝てばいいんですね。必ず勝って、メビウスを助け出せばいい。違いますか?」
北斗「戦いましょう。」
郷「メビウスが倒れた今、邪悪な宇宙人の野望を打ち砕けるのは、我々ウルトラ兄弟だけです。」

ハヤタ、ダンを見る。ダン、うなづく。

ダン「これは、本当の、最後の戦いだ」
ハヤタ「わかった。行こう。」

決然と歩き出す四人。

十字架のフィールドに捕らわれたメビウス。

ミライ「やめてください。今のあなた達に、戦えるエネルギーは残っていません。もし無理に変身したら、死んでしまいます。」

歩き続ける四人。

ハヤタ「メビウス、前に私たちは教えたはずだ。」
ダン「大切なのは、最後まであきらめず、立ち向かうことだ。」
郷「例えわずかな希望でも、勝利を信じて戦うことだ。」
北斗「信じる心。その心の強さが不可能を可能にする。」
ハヤタ「それが、ウルトラマンだ。」

フラッシュビームを取り出し、変身するハヤタ。

帽子を脱ぎ捨て、ウルトラアイを取り出し、変身するモロボシダン。

右手をかざし、変身する郷秀樹。

指輪をクロスし、変身する北斗星司。

ウルトラ四兄弟が、再び地球に現れた。



 セブンの変身が、ちょっとかっこ悪いかも知れないけれど、感動です。何度見ても泣けます。ウルトラマンと同じ歳で、残りのエネルギーの少ない中年に取って、さらに年上の先輩諸氏が、まだ戦えると変身する姿には勇気づけられます。

 戦い中盤のメビウス復活に続く回想シーンも好きです。

 囚われの身となった四兄弟は、復活したメビウスを見ながら、かつての自分たちの姿を回想する。

ハヤタ「メビウスは我々と同じように、敗北の中で学んだのだ。」
回想:戦いの日々。レッドキングの戦い。ハヤタの腕の中で絶命するピグモン。
ダン「憎しみや恐れ、そして真の勇気を。」
回想:絶対零度に倒れるダン。戦いの日々。アンヌとの別れ。
郷「彼はウルトラマンとして成長し、揺るぎない強さを手に入れた。」
回想:特訓する郷秀樹。戦いの日々。アキの死。貼り付けにされた新マン。
北斗「もはや邪悪な侵略者に負けたりはしない。」
回想:夕子と共にTACでの戦い。複数の超獣に襲われるA。

 負けっぷりではAですが、新マンがナックル星人にやられた時には、坂田兄弟は殺されてしまうは、MATは戦闘不能だは、あまりにも絶体絶命で子供心に一週間心配でたまりませんでした。一瞬のカットでその記憶が蘇って、いいシーンをチョイスしたなと感心。バックにそれぞれのテーマがアレンジされて流れるのもいいんですよ。

 また子供たちに混じって、一人で涙目になりながら見てました。

 それにしても、ウルトラ四兄弟(の地球での姿)を演じられる方々のダンディぶりには感服です。


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