「また会えるよね」


劇場版ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACTを見てきました。


 どうしようか迷っていたのですが、テレビ版を見て「これは劇場版も見ておかねば」と駆けつけました。周囲は私と同世代のお父さんとその子供達。さすがに男の子ばかりでした。子供が多いと騒がしいかと思いましたが、みんなおとなしく、いい子に見ていました。

 冒頭からつかまれてしまいました。宇宙を進む謎の物体。その先には青い地球。そして地球を護るように行く手をさえぎるウルトラマンコスモス。そしてバルタン星人との激しい攻防戦。さすが劇場映画、CGのクオリティの高さは文句無し。ムサシ少年とウルトラマンとの出会いも、CGならではの映像で、エネルギーを失い墜落したコスモスの半透明の巨大な顔とムサシ少年の対峙は秀作カットです。

 SRCの飛行メカ・トロイシステムもオールCGゆえの自由奔放なアイデアを映像化。怪獣を傷つけずに保護するSRCの理念に基づき、機体下部のマニュピレータに展開されるのは巨大なグローブ。これを操り、なんと怪獣を殴りつけて追い立てるのである。前代未聞の戦闘シーン(?)ではあるが、子供達は大喜び。ボカ、と殴られた怪獣の顔に「グニャ」というエフェクトがかかる。同時にライデン隊員(舞の海)が「いて!」と思わずほっぺたを押さえると大きな笑い声が。ZATも確かこんな作戦をやったことがあったような気がする。コミカルすぎ?いえいえ、これはなんか、これでいいじゃないかと思いました。子供たちがあんなに喜んでいるし、SRCのスタンスをよく表した作戦だと思います。

 ストーリーも負けていません。ムサシと義父の親子の愛情、友達との友情、困難に立ち向かう勇気、信念をつらぬく勇気。子供達に伝えたいメッセージがぎっしりつまっています。そして何事も武力で解決しようとする防衛軍緊急部隊シャークスが悪として描かれていること。バルタン星人がだんだんかわいそうになってきます。

 怪獣を殺さない、宇宙人を倒さないコスモスは、従来のウルトラマンとは少し違うタイプのヒーローです。TV版もちょっと説教臭いかなと思われるところもありますが、「特撮番組は教育番組」という宮内洋氏の言葉もありますし、私としては歓迎したい。第4話の「落ちてきたロボット」なんか、いい話ですよ。

 ところでTV版の雰囲気は「帰ってきたウルトラマン」みたいですね。怪獣の保護・宇宙人との平和交流をいかに実現していくか、ムサシが悩みながら成長して行くところとか、安易にコスモスに変身できないところとか。ワンダバもかかるし、なによりヒウラ隊長が「ウルトラマンコスモスが、帰ってきた」とつぶやくし。


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