・ 極座標系
・ 座標変数 X,Y
Xは偏角でラジアン、 0≦X<2π
Yは極からの距離で Y≧0
・ X,Yとも等目盛、目盛の単位1
極座標系に関する説明
X (偏角:ラジアン)の変域は、-∞から+∞までのどの区間も
取ることができます。普通は 0〜2π あるいは -π〜πなど
が用いられます。
Xの変域の幅が2πに満たないときは、それに対応する平面は、
極を要とする扇状の領域となります。
Xの変域の幅が2πを超えるときは、それに対応する面は、
螺旋平面となります。螺旋平面は、螺旋階段を押しつぶした
ようなもので、Xの変域の幅によっては、何重にも重なります。
例えば、Xの変域の幅が4πのときは、2回廻りの螺旋階段に
相当します。このような場合、方程式の軌跡は2π≦X<4π
の部分を 0≦X<2πの部分に投影して表示することがあります。
Yは極からの距離で、負は認めません。
上記のような極座標系内の1点は、直交座標系内の1点に対応
します。
直交座標系内の1点の座標は、上記のような極座標系内の無数
の点に対応します。
極座標系内の1点(X,Y)は、直交座標系内においては、
点(Y*Cos(X),Y*Sin(X))に対応します。
極座標系内において、Y=F(X)の関係があれば、直交座標系内の
点は、(F(X)*Cos(X), F(X)*Sin(X))となります。
ただし、この場合、F(X)≧0の部分に限られます。もし、F(X)
負となることを許すと、意図と異なる対応となります。
媒介変数表示をする際、注意を要します。
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