藤谷美和子演じる醜い女中のお菊は青山播磨様が主人である屋敷で働いているが、家宝の皿を割ってしまった責任を押しつけられる。そこで慎吾くん演じる青山播磨登場…何と、客席のど真ん中から騎馬によりかつぎあげられて「$10」を歌いながら登場。歌いながら、客席の女の子に指を差しながら通路をゆっくりとステージにかつがれ、ステージに降りて踊ってポーズを決めて一言。「やっぱりソロはきもちいいぜ。」派手好きの青山播磨は金ピカの着物にまっ黄色のドクター・マーチンの靴。あるいはミッキー・マウスの巨大ペンダント、はちまきに扇子をさすなどの超派手な格好。大声でしゃべり、じっとできない主である。
播磨は横領した御用金の銀の隠し場所に困っていた。その播磨に新しく入った家臣の上総之介が「井戸に隠して、井戸を封印するのだ」と提案。なんと、幽霊話を作りあげてたたりがあるとして誰も井戸に近付かないようにする、という名案だ。早速、幽霊の候補として皿を割ったお菊が処刑されることに…しかし、刀を舐め回す青山様にもまだ心が残っている。お菊を「殺したことにして」厚木に逃がせてあげるのであった。しかし、上総之介はこのままだと計画がうまく行かないと思い、播磨が場を離れた隙にお菊を殺し、井戸に投げ込むのであった。
成仏できないお菊。幽霊なのになぜか青山様は姿が見えるらしい。それもなんも、青山様はお菊がまだ生きていると信じているからだ。播磨はお菊に「生まれ変わったらそばに置く。」とげんまん(指切り)を交わし約束する。
さて、井戸が暴君の青山様に皿一枚のために殺されたお菊幽霊に呪われているという噂が広まる。そのたたりにより播磨は狂ってしまったという演技を行う。「君色思い」に合わせて舞台をかけまわる慎吾。狂ったような振りで踊ったり、ジャンプでポーズを決めたり、狂った殿様を見事に演じる。そして、その井戸の呪いをお払いをしてもらうということになる。「失くしたり見つけたりのEveryday」に乗せて登場したニセ祈祷師の指示により客席全員が総立ちになり、お払いの儀式に参加を…と思いきや、なんと休憩タイムのストレッチ。席についたと思えば、お客の一人がステージに上げられて、キャスト全員と「お払い」を行う。播磨はとりつかれている(振りをしている)ので、井戸の上にあぐらをかいて放心状態。祈祷師の動作に合わせて体をピクピクしたり、ぐったりしたり…。お払いが終わり、井戸は封印され、ラッキーなお客さんも席に戻る。
井戸の近くに立っている播磨の前に現れたのは別人のように美しくなっていたお菊であった。二人の間にはささやかな恋が芽生える。二人はカラオケを歌ったり、お星さまの話をしたり、しかし、お菊は「愛」されると成仏してしまうのであった。そこで、播磨と一緒になりたいが、成仏してしまうと一緒にいれない…。白い着物(寝間着?)にお茶目なナイトキャップをかぶり床にお菊を呼ぶ播磨に悩みながら身をまかせるお菊であった。(慎吾ちゃんファンの方、安心して下さい。キスも何もなかったですよ)。
その頃、捜査の手がとうとう青山屋敷にも及んだ。井戸の前で捜査当局と上総之介の間の戦いが始まる。しかし、何者かの(お菊の)不思議な力による現象により、捜査当局は逃げて行く。しかし、そこで播磨は上総之介にお菊は本当に殺されたと教えられる。自分が愛していたのは本当に幽霊だったのか。その悩みに狂う播磨は屋敷の者に対して暴れまくる。その上、上総之介達が播磨を裏切り、銀を既に運び出してしまったことを知る播磨、何を信じていいのかわからない状態に陥る。そこで現れたお菊(の幽霊)、播磨はお菊だけが心の支え、愛していると涙を流しながら告白する。お菊は最初は成仏を恐れて拒否するが、播磨の心を救えるのは自分しかいないと気づき、播磨を愛するということを言う。しかし、その時、播磨の横暴なやり方が耐えられなくなっていた屋敷の者が播磨を刺し殺してしまう…それも、お菊のたたりとしてふれ回れて…。
6月1日と3日に行って来ました。
1日は初めてだったので、とにかく何もかも新鮮でおもしろくて、感動的でした。いきなり始まったり、いきなりすぐとなりを慎吾くんが通ったりしてびっくりしたり、その上、全体的にめちゃくちゃセリフ回しや間の取り方などが楽しくて、絶えず笑っていました。この日は、お払いの時に舞台にあがったお客さんが慎吾くんと同じくピクピク動いたり、藤谷さんが美しく変身して登場したときに客席から「よ!藤谷!」という男性の掛け声がとんだのに対して「どうも」と答えていたり、藤谷さんが星と御天道様の話をしている時にセリフを間違えて「あ、ごめんなさい、間違えました。もう一度言いいますね。」と言ったので会場が大爆笑していたので慎吾くんがすかさず「何を言っておる」というアドリブのつっこみを入れてその場を切り抜けたり、幕が下りるときに慎吾くん、涙が止まらなかったのか、最後まで頭をあげなかったとか、色々あって、とにかくストーリーそのものにすごく感動していたので幸せでした。
3日は二回目だったので、次に何が起こるか大体わかっていたので、細かい動きやセリフをチェックしたり、また2列目だったので、全員の(慎吾くんだけではありません)表情をチェックしたりできました。この日は慎吾くんが登場するときの「$10」の歌詞をちょっとまちがえたために「あっ間違えた」と言ってたり、お菊を捕まえるかごを支える棒の端が壊れたり、「君色思い」の時の慎吾くんの踊り(暴れ)方がもっと派手になっていました。ただ、この日は金曜日だからかどうだかか、とにかくいわゆるSMAPファンが多く、慎吾くんが出る度に「キャーッ」だし、客席の方で演技が行われていてもみんなステージの慎吾くんの方を見てたり、慎吾くんに絶えず「かっこいい」とか「かわいい」とか「(藤谷さんとの恋のシーンで)やめてぇ」とかセリフが途中で言えなくなるシーン(台本通り)では「慎吾くん、がんばれ!」とかの掛け声を送ったりして、お芝居にしてはお行儀が少し悪かったのが残念でした。せっかくなんだから、きちんと舞台を楽しんで欲しかったです。極めつけは最後で、全出演者が出てくる時に、他の出演者が紹介されているのに、ファンの子が何人かステージ前で花束を持ってつったっていたこと。それじゃ、非常に失礼極めている…。せめて、しゃがむとかして欲しかったなぁ。
さて。話は変わるけど、ここで私の話でも聞いておくれ。なんと、6月1日、私はどうしてもその日の内に出さなければならないファックス(仕事だよ、仕事)があったが、その日の6:00になって初めてその内容が決定したのだ。そこで殆ど慎吾ちゃんの舞台を諦めかけていた私に係長Y氏が「楽しみにしていたんだよね。どうしよう。」私「よかったら終わってから9:30頃に戻ってきます。」Y氏「では、そうしよう。」ということでめでたく慎吾くんの舞台を見に行けた私だった。しかし舞台は9:15まであり、会社に戻ったのは10:00。でも私のことよりポツンと会社で待ってくれていたY係長に申し訳なかった。(結局その日は終電で帰った。)
6月3日もまた大変だった。なんとY氏が私の担当していた案件(ファックスもこの案件)をまとめるためにいきなり5日(日)からの海外出張が決まったからである。資料も何も作っていないし…。でもそこでY氏。「残業しても終わらないから明日(土曜日)してもいいよ。」いや〜入社以来販売実習を除いて初めての休日出勤をしてしまいました。
でも、仕事が忙しくてとても慎吾ちゃんの舞台など行けるはずがなかったのに行けたので、私の感動は倍でした。