ファンクションジェネレータ

MoDoRu

アンプをつくったところでその動作チェック用に低周波発信器を と、作りました。
外見です
目標は
 ・周波数は実用 数100kHz 出ればあればよい
 ・正弦波以外に矩形波もあるとうれしい
 ・出力はアンプ用に10Vp-p位あればよい
 ・歪み率計はないので測定できないので極端な高歪みでなければよい
 というようなところで、簡易ファンクションジェネレータを製作する事にしました。 面倒をさけ手頃なところで専用ICのICL8038を使用する事にして、秋月のキット買いそれを組んで終わりにしようと思いキットに取り組み始めました。
あわせて「トラ技ORIGINAL 3 1990 試作研究アナログIC/測定器 回路の誕生」を読んでいますと、秋月の回路ではVR一個のスイープ範囲が狭い、デューティ比をまめに調整しないといけないなど、ちょっと使いにくそうでした。
ならばと言うわけでそこに載っている回路をほとんどそのまんまいただいて作ることにしました。
そうするとキットの基盤は使用できなくなりましたので新しく基板を起こし、主要な部品だけをいただくことにしました。電源部はユニバーサル基板で間に合わせました。
切り替えスイッチ、電源トランス、コードなど手持ちにある物は間に合わせてコストダウン。
電源スイッチはこれもコストダウンを兼ねて省略、コンセント入れるとすぐに電源オンです。狭いケースの中を100vの線をはわせることがないし、つけっぱなしの測定器のことですからこれで十分ですし切り忘れがなくなりました。
完成品は写真にあるようなこぢんまりしたもので、やわなアルミ板を使用しましたので補強を兼ねたシールド版をたてて丈夫にしてます。ケースは小さめのを選んでしまい配線がちょこっと面倒でした。
波形の写真はうまく撮れましたら載せたいです。

参考文献
CQ出版社「ラ技ORIGINAL 3 1990 試作研究アナログIC/測定器 回路の誕生」松井邦彦著
回路図は上記文献P76,P88より
中身です


発振部
FG回路図1


出力部
FG回路図2


基板アートワーク
(アートワークはオリジナルです。"画像の表示"にすると大きく見られます。)